偏屈士日碌

アジカンを筆頭に邦ロックやアニメについてつらつらと。

2014年ベストトラック ストレイテナー編

2014年どころか2015年も3ヶ月過ぎ、最近暖かくなってきた今日この頃だが、ようやくベストトラックの続編を更新しようと思う。

今回は2014年最も聴いていたと言っても過言ではないバンド、ストレイテナーのアルバムについて書こうと思う。

ストレイテナーは今年「Super Magical Illusion」「冬の太陽/The World Record」と二枚の先行シングルを発売、その後「Behind The Scene」を発売した。

先行シングルがかなり良くて、アルバムもかなり期待していたのだが、その期待を裏切らない、今までのキャリアを総決算したようなアルバムであった。

ギターの大山純さん加入前のメロディアスな楽曲、そして加入後の奥深いロックテイストの楽曲が両方入っている二部構成的な作品で、今まで培ってきた経験値が存分に発揮されているような、そんな印象を受けた。このアルバムの前半(一曲目と二曲目は例外だが)と後半では全く楽曲のテイストが違うが、どちらも凄くクオリティが高い。まず一曲目の「Asshole New World」からの入りがめちゃくちゃかっこよすぎる!この曲は骨太のロックチューンで、テンションが一気に上がる楽曲。あとは、「彩雲」という曲がとても好きでよく聴いている。この曲はキャッチーでメロディアスな楽曲なのだが、時々入るひなっちのベースが良いパンチになっている。好き。

去年はこの新アルバムも聴いていたのだが、今までのアルバムの良さを再発見することも多かった。特に「ネクサス」と「Resplendent」の良さは聴いた当時あまり感じることが出来なかったのだが、久しぶりに聴いてみるとすごくかっこよくて、今でもよく聴いている。サウンドが深い。そして骨太ながら美しい。そんな楽曲ばかりである。

ストレイテナーはもっと評価されるべきバンドであると思う。確かにキャッチーさはあまりない。しかし流行に呑まれず、ひたすら自分達のやりたい音楽を思う存分鳴らし、楽曲のクオリティを求め続けている。何とストイックなバンドであろう。これからもストレイテナーにはその姿勢を貫き通していて欲しい。これからも応援していきます。

ストレイテナーのライブには今まで一回も行ったことがない(2012年のナノムゲンのみ)ので、今年こそは行きたいなぁ。