偏屈士日碌

アジカンを筆頭に邦ロックやアニメについてつらつらと。

インフルエンザ2013

「ごめんくださーい」
 
「やあやあ、貴方はエンザ・インフルさんではありませんか」
 
「どうも御無沙汰しておりますなあ。どうですかな、お風邪の調子は」
 
「おかげさまで大変ですよ。咳は出て眠れないし暇だし咳は出て眠れないし」
 
「それはそれは。大変ですな」
 
「本当ですよ。38.8℃の熱が出たときには死ぬかと思いましたよ」
 
「しかし貴方、こんなくだらない頭がおかしくなったとしか考えられないような文章を書く元気は出てきたのですね」
 
「まっまぁ...。くだらないもの程やる気になるものですよ、人間なんてものは」
 
「数日後の英検の勉強は出来ないくせに?」
 
「私は将来グローバル社会の場で活躍する気はないのです!くだらない文章で直木賞でもとってやる!」
 
「まぁまぁちょっと落ち着いて下さい。お茶でも飲んで」
 
「すみません...つい取り乱してしまって...。で、インフルさんは何故今年は私のところに?」
 
「嫌だなぁ、貴方ったら。貴方が来て欲しいとおっしゃったのでしょう。ああ学校休みたい、どうせならインフルで休みたい、と」
 
「心の声が聞こえておったか!」
 
「私には政治がわかりませんが、インフルを願う人々の声には敏感なのです」
 
「厄介な特性ですなあ!」
 
「しかしもう実は私はいなくなったも同然。ほら、私は玄関までしかはいれないのですよ」
 
「あっ本当だ。じゃあ今来訪しているのは...」
 
「よっ最近よく会うな」
 
「風邪氏!」
 
「そう、私インフルではなく、風邪さんなのです」
 
「風邪氏...なるべくもう貴方とはお会いしたくない...」
 
「お前が夜遅くまでスマホをいじりながらニタニタしてるもんだからよォ、セキリュティ緩みまくりだゼ」
 
「何ですか、その人を変態みたいに!」
 
「ニタニタって、あれが原因でしょう?あのホ...」
 
「言わせねぇよ⁉」
 
「お前腐女子だもんな」
 
「何故それを⁉」
 
「当たり前だろ?俺とお前の仲なんだしよォ」
 
「確かに私は去年風邪をひきまくった。しかし腐女子ということまではバラしていないはず!」
 
「だっから俺が入るときにはお前いつもニタニタしてんだろ?そんでスマホの画面を見てみるとホ...」
 
「だから言わせねぇよ⁉...あぁもう二人とも、もう帰って下さい!私は寝にゃならんのです。あと風邪氏、私の睡眠を妨害するのももうやめて下さいね」
 
「どーだかな」
 
「じゃあ私は帰るとします。あとは風邪さんに任せました」
 
「おうよ!」
 
「お前も帰れやあああ!!!」
 
 
こうして私は、下がることのない微熱と止まることのない咳に数日間悩まされることになるのであった。
皆さんもむやみにインフルになることを願わないようにしましょう。そして、夜更かしは程々に。